VOOとVTIの比較について、個人的考察。

シェアする

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

こんばんは。

下半期に突入ということで、新社会人の方でそろそろ資産運用をお考えの人がいるかもしれません。

資産運用といっても色々な形態があり、どれが絶対的な正解なのかについて僕は明確な答えを持ち合わせてはいません。そこで今日は米国株投資を行なっている者として、米国株投資に興味を持っている方向けに記事を書いてみようと思います。

なお今回の記事を書くにあたりバンガード社のウェブサイトを参考にしておりますが、データは2017年5月31日時点のものだそうです。

米国株投資をこれから始めようと思っている人が最初に購入する銘柄として必ずといっていいほど候補に上がるのがVTIやVOOといったETFでしょう。

VOOについては以前も記事をあげたのですが、VTIとの比較を実際に記事にするのは初めてです。

VTIとVOOに明確な差はあるのか

ベンチマークやETFの構成など

VTIがベンチマークとしているのはCRSP USトータルマーケットインデックスです。これはCRSP (Center for Research in Security Prices)が発表しているインデックスでMega Cap (時価総額1000億$以上)からMicro Cap(時価総額5千万から3億$程度)に至るまで約4000もの銘柄で構成されています。カバーする範囲も広く、米国内で投資可能な銘柄をほぼ100%網羅しています。

一方でVOOがベンチマークとしているのは有名なS&P500インデックスです。

これは米国証券取引所に上場している大型銘柄から500銘柄を選定した指数で、米国の株式市場の時価総額のおよそ80%に相当する銘柄をカバーしています。

単純に考えると、VOOは米国の大型銘柄500銘柄に投資するのに対し、VTIはそれに加えて中小規模の銘柄を約3500銘柄追加して投資するようなイメージでしょうか。

参考までに両ETFの構成銘柄上位をみていくと、僕が確認した限り多少の順位の逆転はあるものの、少なくとも上位30銘柄に関しては両ETFともほぼ一致しています。違うのは構成銘柄数と、上位の構成比率でしょうか。VTIは3591銘柄で構成されるのに対し、VOOは510銘柄で構成されています。これはベンチマークを反映している内容です。またそれに従って上位の銘柄の構成比率も多少変わっています。VTIは上位10銘柄の占める比率が16.5%なのに対し、VOOでは20.2%となっています。ちなみに上位10位の構成銘柄自体は一部の順位の逆転を除けば全く一緒です。

リターンや経費率についても、両ETFは拮抗

VTIの5年リターン、10年リターン、設定来リターンはそれぞれ14.55%、7.39%、6.69%です。(VTIの設定は2001年5月) また、VOOの5年リターン、設定来リターンはそれぞれ14.59%、14.79%です。(VOOの設定は2010年9月) VOOは設定日が比較的最近なので、長期的なリターンについては厳密な比較はできません。あくまで参考ですが、同じくS&P500をベンチマークとするIVVの10年リターンが7.15%です。

経費率についてはVTIもVOOも0.04%と格安です。運用資産残高についても、VTIは798.5億$、VOOが460億$とどちらも申し分ない規模です。

明確な違いは、中小銘柄への資産配分

VTIとVOO、どちらも互角の戦いです。しかし決定的に違うのは中小の銘柄への資産配分があるかないかでしょう。

つまり、あなたが中小規模の銘柄にも広く投資したいと考えるのであればVTIへの投資がいいでしょうし、すでにある程度成長した企業への投資で十分と考えるのであればVOOでいいでしょう。S&P500はそれだけで市場の80%をカバーしていると言われていますので、分散が不十分ということは決してないと思います。

ちなみに僕が米国株投資を始めた時にVOOではなくVTIを選択したのは、中小の銘柄へも分散して投資すべきと考えたからです。

結局のところどちらが失敗でどちらが成功ということはないでしょうし、そもそもその答えがわかるまでには少なくとも5年や10年といった歳月を要するでしょう。一番の失敗は、どちらに投資しようか迷っている間に、どちらにも投資せずに5年も10年も経ってしまうことだと僕は思います。

↓ 読んでいただいてありがとうございます。もしよろしければクリックもお願いいたします。

にほんブログ村 株ブログ 米国株へ
にほんブログ村


米国株ランキング



スポンサーリンク
レクタングル(大)

シェアする

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

フォローする

スポンサーリンク
レクタングル(大)