リーマンショックを例に、暴落時の心構えについて

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こんばんは

日中の記事でも書いたように、米国株市場の大きな下落が近づいていると考えています。戦後二番目に長くなった今回の上昇相場は来週で丸8年半を迎え、1928年以降の傾向からすると、20%の下落幅を超えるような大きな下落相場がいつ来ても不思議ではない状況です。
とはいうものの、実際のところは下落相場と下落相場の間隔にはかなりの幅があり、綺麗な周期性があるとはなかなかいいづらいです。たとえばドットコムバブルの終焉からリーマンショックまでは5年しかなかった一方で、下落相場の終わりから次のピークまでが10年以上続いたケースもないわけではありません。
なので、下落相場が近いとは言っても、「近い」というのが一体どれくらいの期間を指すのかについては正直わかりません。明日かもしれないし、意外と5年先なのかもしれません。

下落相場がいつ来るのか分からない、というのは株式投資をする上で心理的には非常に重い負担になります。なぜならこの下落相場は下落幅もさることながら、下落を続ける期間も長くなりがちで、含み損を抱えたままで長ければ数年もの間耐える必要があるからです。
たとえば有名なドットコムバブルではS&P500は緩徐に下落を続け、結局下落は30ヶ月も続きました。この2年半の間、毎月S&P500が下落を続け、最後はピークの約半分まで下がったわけですから、今の相場の状況との違いは歴然です。また、リーマンショックの際にもS&P500は17ヶ月下落を続けましたので、こちらも心理的にはかなりの負担になっていたはずです。

リーマンショックを具体例にして考える

ところで、リーマンショックの直前にS&P500に投資した場合、その評価額はその後どのように推移したでしょうか。リーマンショックの直前の2007年10月、S&P500に投資した直後にリーマンショックの下落が来たと想定してみます。
すると次の月から徐々に評価額が下がり始め、約1年半後の2009年3月に-49%まで下がった段階でようやく下落相場が終了します。そしてそこから4年後の2013年3月、ようやくS&P500は暴落前の最高値を回復することになります。
つまり、リーマンショックの暴落に最悪の形で投資をしてしまった人は、その含み損を解消するまでに5年半もの歳月を要したことになります。

ただし、もう少し時間を早送りしてみると、また違った絵が見えて来ます。

現在のS&P500はおよそ2500です。つまり、先ほどの例のように仮にこの10年で最悪の手を打ってしまったとしても、実は10年間の間に資金を2倍に成長させることができていたということになります。
さらに上記の例で、下落相場の最中にも機械的に追加投資を行い続けた場合、含み損の解消までにかかる期間はさらに短くなり、10年間のリターンも向上します。この追加投資の方法はドルコスト平均法と呼ばれ、下落相場の最中に買い増しを行うことで平均取得価格を下げることができるため、最終的なリターンが向上します。

暴落時にはどうしたら良いのか

明日暴落か来る可能性はゼロではありません。
でもだからと言って今投資をためらってはいけないと思います。なぜなら、この上昇相場があと5年続く可能性もあり、この期間に投資を行わないことが大きな機会損失になるからです。
そして、今日投資をして、明日大暴落が突然始まったとしても、やるべきことは決まっています。月に一回でも、半年に一回でも、自分のペースを崩さずに定期的に追加投資を行うことです。
すぐに市場が回復した場合、含み損もすぐに元どおりになりますから心配無用です。
逆に下落が長引いた場合でも、これは平均取得価格を大きく下げるチャンスです。取得価格が下がれば下がるほど、将来のリターンは跳ね上がりますので、一回一回の追加投資に大きな意義があります。

暴落時に慌てて資産を手放すと、これらの可能性を全て失うことになります。まして株価が回復してから再度市場に復帰しようとすることは最悪手と言わざるを得ません。株を安く買うチャンスをみすみす捨てて、高くなった頃に買いに行くわけですから、矛盾しているのは明らかです。

僕も人間なので、自分が生まれて初めての暴落に巻き込まれたらどのように反応するか予想できません。なので、これをブログに書き留めておき、暴落の時には読み返して自分を励まし続けたいと思います。

タイミング投資の難しさについては、こちらの記事も参考にしてみてください。

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