投資はギャンブルでもテクニックでもなく、「工学」である。

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こんばんは

先日も「敗者のゲーム」から一部をご紹介しましたが、今日もまた「敗者のゲーム」を読んで気になった一節を考察したいと思います。

今日は、ポートフォリオの組み方についてです。ポートフォリオに組み込む銘柄を選択する基準が様々ある中で、本書ではポートフォリオマネジメントは「エンジニアリング」の問題に過ぎないと述べていました。

「エンジニアリング」という言葉は聞き慣れませんし、そもそもピンと来ませんので、妥当な和訳を探してみました。その結果、僕の中では「工学」という言葉が最もしっくりくる和訳だと思いました。

この工学という言葉の意味ですが、必ずしも機械工学のみを意味するものではありません。Wikipediaからの引用になりますが、

工学は大半の分野で、理学の分野である数学・物理学・化学等々を基礎としているが、工学と理学の相違点は、ある現象を目の前にしたとき、理学は「自然界(の現象)は(現状)どうなっているのか」や「なぜそのようになるのか」という、既に存在している状態の理解を追求するのに対して、工学は「どうしたら、(望ましくて)未だ存在しない状態やモノを実現できるか」を追及する点である。或いは「どうしたら目指す成果に結び付けられるか」という、人間・社会で利用されること、という合目的性を追求する点である、とも言える。

簡単に要約すると、自分が定めた目標・目的に到達するために数学や物理学をはじめとする自然科学を基礎として検討し、実行することで、その目標・目的を追求する学問、と言えるかもしれません。

この「工学」、一見すると投資とは関係なさそうなのですが、それについて以下で述べていきます。

「工学」をポートフォリオにどう応用するか

ポートフォリオマネジメントにおいて、これがどのような意味合いを持つかについてですが、それは、「意図しないリスクを最小限にしつつ、可能な範囲でリターンを最大化する」ことに等しいです。

すなわち、長期投資や分散投資によって回避できるリスクは回避しつつも株式の比率を高めることでリスクを引き受け、それに見合うリターンを手にすることです。また、銘柄の選択に関しても長期増配銘柄を選択することでリスクを低減させつつ、リターンを高めることができます。

(本書では特に長期増配銘柄について触れているわけではありませんので、これは僕の個人的な解釈に過ぎませんが。)

本書の第10章の冒頭にもありますが、ポートフォリオマネジメントは芸術ではありません。感覚や、特別な人にしか備わっていない「テクニック、ワザ」で行うものではありません。

ポートフォリオの構築は「工学」であり、したがってポートフォリオを構築した理屈は少なくともある程度までは言葉や数字で説明できるものだと思います。

なお、本書を読んだ僕個人の感想ですので、もし間違い等ありましたらご指摘いただけますと非常に嬉しいです。よろしくお願いいたします。

↓ 読んでいただいてありがとうございます。もしよろしければクリックもお願いいたします。

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