投資信託について思うこと(3)

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【本記事は旧ブログからの移行記事です】

投資信託という商品を分かりづらくしている要因の一つに、販売会社と運用会社という存在があります。詳しい説明は書籍等に譲るとして、あなたが買った投信を実際に運用しているのは文字通り運用会社というところです。具体的な会社名はあげませんが、検索してみるとたくさん出てきます。
しかし、こういった会社はほとんどお店を持っていません。彼らは自分たちの製品の販売を銀行などの金融機関に委託しているのです。ほとんど、というのは、一部こういった運用会社から直接投信を購入できる会社もあるからです。独立系とか直販ファンドなどと呼ばれます。

では、こういった運用会社はどのようにして利益を上げているのでしょうか。
預かった資産で得た利益の一部を会社が得ているのでしょうか。では運用がうまくいかずに損が出た時は?会社の利益もなくなってしまうのでしょうか。残念ながらそれは違います。運用がうまく行こうがいくまいが、運用会社はきちんと利益を得ています。そして、その利益の源泉も私たち投信を購入する投資家が負担しています。

それが次の投資信託にありがちなワナです。

3、この投信、コストは高いからきっとその分しっかり運用してくれるんだな。

我々の一般常識からするとそうかもしれません。やはりいいものは相応の値段がしますし、値段というのが品質に対する保証を意味している面もあるでしょう。人への贈り物も、値段を気にしないことはありませんし、良いものは高い、高いものは良いという観念は我々に深く浸透しているといっても過言ではありません。
でも、投信の世界ではこれは必ずしも真実ではありません。

さて、話が前後して大変申し訳ないのですが、ここでいうコストとはなんでしょうか。

これは信託報酬といわれるものです。先ほど述べた投資家が負担する運用会社の利益分の費用です。どんなに投信の成績が良かろうと悪かろうと、この信託報酬は必ず支払うことになります。この信託報酬も、投信の商品ごとに設定されていますが、その金額はまちまちです。株式に投資する投信に限定すると、0.20%程度から3%程度の間とかなりの開きがあります。では我々投資家はこの信託報酬をどのように捉えればいいのでしょうか。

最初に結論から申し上げますと、投信の信託報酬は安い方が運用成績も良いです。
短期でみるとその傾向は分かりづらいですが、長期で見れば信託報酬が安い投信のほうが成績は良いことが知られています。

次回は具体例も含めてこれを検討したいと思います。



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