投資信託について思うこと(1)

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こんにちは なまけものです。
三連休、いかがお過ごしでしょうか。

さて突然ですが、これから新規に資産運用を考えている方へ。どのような資産で運用をすべきでしょうか。
一口に資産運用といってもその内容は多岐にわたり、普通預金や定期預金、国債や地方債などの債権や株式投資、最近ではNISA口座の普及に伴って投資信託、投信積立といった単語もよく聞くようになりました。

これらの資産クラスはそれぞれ特性があってその優劣の議論は(おそらく)尽きないのですが、今日は投資信託について僕が思うことを書かせていただきます。これは身の回りに氾濫する投資信託に対する誤解に対して僕が自分の考えをまとめるためで、もしよろしければ皆さんもご参考になさってください。ただ、下記の議論は僕のオリジナルではなく、世間一般で広く言われていることではあるのですが。僕の解釈ということでご理解いただければ幸いです。

また、初めに断言しておくと、投資信託はきちんと選べば資産運用の入り口として、また長期投資の長いパートナーとして、そして自身のファイナンシャルリテラシー向上のためのツールとして非常に強い味方となってくれます。ただ、現状国内で購入できる投資信託は、数だけでも数千種類あり、内容も玉石混交です。そのため、投資初心者(僕も含め)が入り口からいきなりつまづく原因にもなっているのだと僕は考えています。そのため、初心者向けっぽいから、とか勧められたからとかいう安直な理由で飛びつかず、しっかりと基礎知識を自分で身につけてからパートナーを選ぶべきです。

考えながら記事を書いているので、わかりやすく最初に箇条書きにしてしまおうと思います。

僕が考える、投資信託にありがちなワナ
1、自分は資産運用については素人だから、プロに任せると安心だよね。
2、この窓口のお姉さん、すごく親切に僕の資産運用のこと考えてくれている。
3、この投信、コストは高いからきっとその分しっかり運用してくれるんだな。
4、最近〇〇がアツいから、それ関連の投信にしようかな。
5、ファイナンシャルフリーダムのために、毎月分配金が出る投信にしよう。
6、●●万円儲かったら彼女にバッグ買ってあげるんだ。

1、自分は資産運用については素人だから、プロに任せると安心だよね。

一見すると、至極真っ当な意見です。株式投資で大損するくらいなら数%のコストを払ってでもプロにやってもらいたくもなります。だいたい世の中、自分でできないことはお金を出してプロにやってもらうようにできているのですから。そのためのプロです。弁護士しかり、レストランのシェフしかり、タクシーの運転手しかり、世の中にはたくさんのプロがいます。
でも、その常識は少なくとも資産運用の世界では常に通用するわけではありません。それは株式市場の特有の構造に由来するものです。

プロ投資家(以下、機関投資家)は様々な顧客から資金を預かり、その資金を利殖すべく様々な手段で資産の売買を繰り返しています。高速で株式などを売買し、市場をくまなく調査し、すこしでも多くの利益が出るように「相手」を出し抜こうとしています。

とてもではないけど、投資を今までしたことのない人間にはできそうもありませんね。まして普段会社で働いている人なんて、こんなことできるわけありません。

でも、そもそもその「相手」とは誰なのでしょうか。答えは、プロである機関投資家です。個人投資家ではないのです。個人投資家の市場全体に及ぼす影響は(多少の例外はあるかもしれませんが) あまりに小さく、ノイズと表現されています。

この辺りは名著「敗者のゲーム」にかなり詳しく書かれていますので、ご興味のある方はぜひ読んでみてください。
僕の解釈では、市場の短期価格変動はおもに機関投資家の出しぬきあいの結果である。というものです。

つまり、自分が買った投資信託をプロが運用していても、結局はその投信が良好な成績を上げるためには同等の実力を持つプロに勝たなくてはならない。そしてたいていの場合はその勝負は五分五分に終わる。ということです。
競合する複数の投資信託を勧められるままに買った結果、相手にパンチをくらわせようと繰り出した右手が自分の左手を殴っていた、なんてことにもなりかねないのです。

一定の成果を継続的にあげようとした場合、プロを雇うことが必ずしも良い結果を生むとは限りません。それは彼らが互いの足をものすごい力で引っ張り合うからです。なので、プロを雇った結果期待する成果が上がらないどころか、「プロを雇う」ということの費用ぶんだけ自分が損をする可能性だってあるのです。

長くなったので次回に続く(かもしれない)



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