マスターカードが決算を発表。VとMAの戦いはどこへゆくのか。

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こんばんは
マスターカードが好調な決算を発表しました。

ビザ同様、マスターカードも決算は好調

昨年同期と比較して売り上げは13%増加の31億$でした。
また、純利益は20%増加して11.8億$、EPSにして1.1$/shareでした。これは純利益を11億$、EPSにして1.04$/shareとしていた市場予想を5.7%ほど上回る結果でした。
株主還元については、第2四半期中に9.31億$で約800万株を自社株買いで買い戻しました。さらに配当金として2.36億$を還元しました。さらに、第2四半期が終了してから7月24日までの間に自社株買いを追加し、2.26億$で180万株を買い戻しています。これにより、現時点で承認を受けている自社株買いの資金は29億$残っていることになります。

決済の決済高は6%成長し1兆2820億$でした。このうち、米国内の決済高は3%成長の4040億$、米国外では7%成長の8780億$でした。
さらに、マスターカード/マエストロカードブランドのカード発行枚数は世界で6%増加し、23億8200万枚となりました。

先日決算を発表したビザ(V)と比較してみます
MA V
売り上げ 31億$ 45.7億$
純利益 11.8億$ 20.6億$
決済高 1.28兆$ 1.86兆$
発行済カード枚数 23.8億枚 31.5億枚

こうして見てみると、売り上げや決済高、カード発行枚数など、おおむねVはMAの1.5倍の規模の会社と言ってもいいのかもしれません。ただ、純利益に関してはVがMAの約2倍と圧倒しています。これは両企業での営業利益率(operating margin)の差を反映しているからでしょうか。
実際Vの2017年の今までの営業利益率は驚異の66%であるのに対してMAの今期の営業利益率は54.1%でした(これでも十分高いけど)。
MAの営業コストがかさんでいる主な理由は広告や還元プログラムなどで多くのコストを支払っているからです。やはりVを追う立場としては避けられない出費なのでしょうか。またコストの一部にはVocalink(イギリスの決済会社)などの買収コストも含まれています。

VやMAの中国参入も遠くない

さらにVもMAも中国市場に参入する準備を進めています。
中国は電子決済が高度に普及した地域ですが、AlipayやWeChat paymentなど、独自の決済サービスがそのシェアの大半を占めています。
中国国内の昨年のモバイル決済の取引総額が5.5兆$という調査結果もあり、この巨大な市場に今後VやMAがどこまで入り込むことができるかが焦点になってきます。

VとMAの一騎打ちはまだまだ続く

余談になりますが、今回の決算発表で、米国スーパー大手のKrogerが、Krogerブランドのクレジットカードの決済システムをVからMAに乗り換えることが発表されました。
昨年はカナダ国内のウォルマートでVのクレジットカードの取り扱いが停止となるなど、まだまだVも予断を許さない状況が続いています。MAには、いずれVを追い抜き、電子決済業界の一位の座を勝ち取って欲しいです。

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