Apple vs. Spotify 音楽ストリーミングサービスの行方を予想する

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こんばんは

今日は音楽ストリーミングについて

突然ですが、皆さんは音楽を聴きますか?僕は電車内でも徒歩中でも、仕事中も、状況が許せば常に音楽を聴いています。街中でもイアフォンを耳に入れて歩いている人を見かけない日はありません。

音楽を持ち歩くのに独立したプレイヤーが必要だった時代とは違い、今は誰でもスマホさえ持って入れば音楽プレイヤーが付属してくるわけですから、どこでも気軽にお気に入りの音楽を聴ける時代になったということです。

もちろん、スマホに音楽を入れて持ち出すことは、ここ最近始まったことではありません。初代のiPhoneが出た当初からiTunesは付属していましたので、その当時から音楽の携帯性は大きく変わってはいないと言えます。

ただ、時代とともに変わってきたのはそのハードではなく、持ち歩く中身です。

スマホが登場した当初、スマホに入れる音楽は自宅のパソコンに入れていたアプリと同期するものが主流でした。そのためデータの元となるCDなどを自分で用意し、それを手動でパソコンに移し、さらにそれをスマホに同期するといった作業が必要でした。

その後音楽のダウンロード販売が普及し、欧米を中心に音楽の媒体がCDからデータに置き換わっていったのは記憶にまだ新しいことです。そして、今すこしずつ普及し始めているのが、音楽ストリーミングという全く新しい形で音楽を楽しむサービスです。

音楽ストリーミングサービスの世界で現在世界のシェアでトップを争っているのは、シェアおよそ40%で首位のSpotifyとシェアおよそ20%で次点のApple musicです。市場はこの2つのサービスでほぼ寡占状態にあるといっても過言ではないでしょう。特に、Spotifyは2008年から存在している音楽ストリーミングサービスの草分けともいうべき存在です。

Spotify、Apple musicの現状について

Spotifyは2008年から存在している音楽ストリーミングサービスの会社ですが、その加入者数は増加の一途をたどっています。このSpotifyには無料版と有料版があり、無料版には色々と制限があります。有料版にアップグレードすることでその制限を解除し、自由に音楽を楽しむことができるようになります。

当然ながら、企業の売り上げに関与してくるのは有料版の利用者なので、有料版の利用者数に注目していきたいと思います。

Spotifyの有料版利用者数は2017年の3月に5千万人を超えました。ちなみに、その前年の2016年3月の段階ではこの数字は3千万人、2016年9月には4千万人だったので、半年ごとに1千万人ずつ有料版利用者が増加しているという計算になります。また、Spotifyには2017年6月時点で1億4千万人を超えるアクティブユーザーがいるとのことですので、これに含まれる9千万人近い無料版ユーザーが今後有料版に誘導されていく可能性は十分にあると思います。

一方でApple musicは基本的には有料ですが、最初の3ヶ月は無料という料金体系をとっています。Apple musicの有料版利用者数について正確な統計は見つけられなかったのですが、2016年12月にAppleが自ら発表した「2千万人をゆうに超える」というのが最も信頼に足る数字だと思います。とすると、Apple musicの有料版利用者数はまだSpotifyの有料版利用者数の半分以下ということになります。Apple musicの強みは、iPhoneに元からインストールされているので、新規ユーザの獲得がしやすいところでしょうか。ちなみに現在世界にはおよそ7億台のiPhoneがあるようなので、これらを潜在的な顧客と見ればこちらの「伸び代」も決して小さくはないです。

僕が思うSpotifyの最大の問題点は、利益を上げられていないという点です。

2008年に創業して以来、Spotifyは赤字経営が続いています。2016年の同社の売り上げは2015年から51%増加の29億ユーロでした。ただ、同時に2016年の赤字は5億4 千万ユーロ(売り上げの18%)にも及び、これは2015年の12%、2014年の17%と比較しても拡大しています。

一方でApple musicにも問題点はあります。というのも、Apple musicの有料版利用者数の増加が、首位のSpotifyの有料版利用者数の伸びに恐らくついていけておらず、その差が拡大しつつあるからです。また、iPhoneにプリインストールされていることが強みの一つではありますが、世界的にもiPhoneの売り上げは徐々に鈍化してきており、今後プリインストールされているというアドバンデージが縮小してくる可能性は十分に考慮すべきだと思います。

価格競争と、Appleの思惑についての僕の想像

Spotifyは月額980円で利用可能です。もちろん無料版であれば費用は一切かかりません。(現在キャンペーンで最初の3ヶ月は100円だそうです。)

一方でApple musicも月額980円ですが、最初の3ヶ月は無料でお試しができる期間となっています。ただ、先日apple musicが年額9800円というプランを発表したことで、この均衡が崩れてしまったのは注目に値すべきことだと思います。おそらくAppleがSpotifyの牙城を崩しにかかったのでしょう。

Apple musicはAppleのサービス部門に属するサービスですが、近年Appleのサービス部門の売り上げの伸びは著しいです。iPhoneに依存している現状を脱却するための方針と思われます。AppleにとってiPhone依存状態を脱却するためにはSpotifyが邪魔な存在となっていることは間違いありません。価格競争で一気に攻勢に出たのはそういう意味だと解釈しています。

Appleに現在投資している人、今後投資しようと思っている人は、知っておいても良い内容と思って今日は取り上げました。
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