配当利回りの追求。たとえば利回り5%のAAPLなんて買ってみたい。

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米国株投資と一言で言っても、そのポートフォリオの組み方は千差万別です。昨日の記事で書いたようにS&P500に連動したETFをひたすら積み立てるのもあり、シーゲル教授の教えに従ってシーゲル銘柄を何種類か組み合わせるのもいいでしょうし、ハイテク銘柄など、今をときめくグロース銘柄への投資をするのもありだと思います。

その中で、僕は比較的配当成長を重視したポートフォリオを作っています。

例えばWMTやMCDは配当貴族銘柄ですし、KO、PG、MMMやJNJは配当王銘柄から選んだ銘柄です。

残念ながらハイテクセクター銘柄のAAPLやMAはまだ増配歴が浅く、配当貴族の基準は当面満たしそうにありませんが、そのポテンシャルは十分にあると僕は思っています。

なぜ配当成長銘柄に重点的に投資するのか。

それは、配当利回りが年とともに上がっていくからです。

Yield on Costは、すでに保有している銘柄に対する配当利回り

Yield on Cost (YoC)という言葉があります。

これは、刻一刻と変わっていく株価と、それと連動して変わっていく配当利回りを見るのではなく、実際に自分が投資した額でいくらの配当を得ているか、を見ている値です。

たとえば1株100$で3$の配当を出すXYZという銘柄があったとします。

この銘柄の配当利回りは3%です。

では、この銘柄を100$であなたが買って、何年か持ち続けると仮定します。

数年後にこの銘柄は値上りし、何度か増配もありました。

その結果株価が1株200$となり、配当も6$になっていたとします。

この時の配当利回りは当然3%なのですが、あなたの持っているXYZに対する配当利回りは違います。

なぜならあなたはXYZを100$で購入し、それに対して6$の配当を得ているからです。従ってあなたのXYZへの100$の投資に対する配当は6%となります。

これをYoCが6%と表現します。YoCは自分が過去に購入し、既に保有している株式に対する配当利回りですから、当然現在の価格で計算した「配当利回り」と異なって当然です。

もちろん、YoCが上昇するのは増配があった時だけです。したがって、連続増配銘柄に投資することによって、その銘柄のYoCは自然に上昇していくことになります。

今回は、様々なモデルケースを使用して、実際どの程度のYoCを得ることができるのかシミュレーションしてみたいと思います。

ケース1

1株100$で利回り3%の銘柄を買ったら、年に3%ずつ株価が上昇し、配当も3%ずつ上昇した場合。

ケース1は比較的おとなしい成長をする銘柄を想定しています。

この銘柄の5年後の様子を見てみます。

5年後、この銘柄は1株約116$で、年間配当は3.47$、配当利回りは3%です。

しかし1年目にあなたはこの銘柄を100$で買っているので、そのYoCは3.48%となります。

まだあまりパッとしませんね。

では時を飛ばして20年後をみてみましょう。

20年後、この銘柄は1株約180.6$で、年間配当は5.42$、配当利回りは3%です。

しかし1年目にあなたはこの銘柄を100$で買っているので、そのYoCは5.42%となります。

あなたの投資額に対するリターン (つまりYoC)が5%を超えてきましたね。

そして30年後、この銘柄は1株約242.7$で、年間配当は7.28$、配当利回りは3%です。

しかし1年目にあなたはこの銘柄を100$で買っているので、そのYoCは7.28%となります。

かなり魅力的な配当と言えるのではないでしょうか。

特に、年金生活を送っている立場からすると、何もしなくてもこの金額が収入として得られるのは大きいと思います。

ケース2

ケース1と同じ銘柄を買いますが、株価の成長が5%、増配率も5%だった場合を想定します。連続増配銘柄としては決してあり得ない成長ではないと思います。

5年後、この銘柄は1株約127.6$で、年間配当は3.82$、配当利回りは3%です。

しかし1年目にあなたはこの銘柄を100$で買っているので、そのYoCは3.82%となります。

そして20年後、この銘柄は1株約265.3$で、年間配当は7.96$、配当利回りは3%です。

また、この時のYoCは7.96%となります。

配当利回り8%、普通に探すとまず見つけられないほどのリターンを手にすることになります。

そして30年後、この銘柄は1株約432.2$で、年間配当は12.96$、配当利回りは3%です。

しかし1年目にあなたはこの銘柄を100$で買っているので、そのYoCは12.96%となります。

計算ミスではないです。利回りが10%をゆうに超えました。

ケース3

ケース3は僕が実際に保有している銘柄MMMを想定したシミュレーションをしたいと思います。

僕のMMMの平均取得価格は182$でした。(この間買い増したため平均価格が上昇してしまった。)

現在の年間配当は4.7$/shareです。また現在の配当利回りはおよそ2.4%です。

また、MMMはdividend king銘柄であり、その連続増配年数は60年近いです。さらに、ここ10年の平均増配率はおよそ9%でした。

あくまで仮定ですが、MMMがこのような増配を今後も継続できるという想定のもとで妄想します

すると5年後のYoCは3.97%、10年後は6.1%、20年後は14.5%となります。

そして30年後、僕がリタイヤする頃はYoC 34.2%となります。

見間違いではありません。34.2%です。

あくまで今の増配率を今後も長期にわたって継続できるという壮大な妄想です。実際にはこれより下振れする可能性が大きいと考えた方が良いでしょう。

ケース4

最後にもう一つだけ、僕の保有銘柄で妄想してみたいと思います。

ケース4はMMMとは毛並みの違う銘柄でAAPLを想定してみたいです。

AAPLは連続増配銘柄でもなく、高配当銘柄でもないです。

しかし増配率は比較的高く、配当性向も低いので増配余地は大きいということで検討の対象とします。

僕のAAPLの平均取得価格は118.4$でした。

また、現在の年間配当は2.52$/shareで、現在の配当利回りはおよそ1.64%です。

AAPLは増配歴が短く、今後の増配ペースは完全に個人の妄想の範疇です。

直近の3年間の増配率がおよそ10%であること、配当性向がまだ低く、増配余地が大きいことなどから、

今後10年間は増配率10%だが、その後は増配率5%に減少

というシナリオを想定してみたいと思います。これまた妄想ですので真に受けないように

すると5年後のYoCは3.42%、10年後は5.5%、20年後は8.98%となります。

そして30年後、僕がリタイヤする頃はYoC 14.6%となります。

結局のところ、時間は最強の味方だ

後半2つのシナリオは妄想成分が入っているため、かならずしも将来を約束するものではありません、前半2つのシナリオは十分現実にもありそうな条件だと思います。

このように、その場その場での配当利回りは参考にはなりますが、自分が何年も前に購入した銘柄に対する配当を見たい時にはYoCをみないと意味がありません。

そして連続増配銘柄でYoCを計算してみると、普段見慣れた配当利回りとはだいぶ違った世界が広がっているのがわかります。(妄想も広がる)

長期投資で配当戦略を立てるときには、必要になってくるYoC。

高いYoCを得ようとするならば、ポイントは二つです。

増配銘柄であること。(必ずしも連続である必要はない)

そして、何よりも時間を味方につけること

あなたが今買ったAAPLは10年後には配当利回り5%になっている可能性だってあるのです。

注;現段階では決して高配当とは言えないが、配当成長自体は高く、今後も配当成長が見込める銘柄の一例としてAAPLを採用しているのであり、AAPLを買えと言っているわけではございませんので悪しからず。

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