キンバリークラークを分析

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キンバリークラーク(以下KMB)自体はなかなか名前を聞いたことのない企業かもしれませんが、クリネックスと聞けば「あれか。」ってなるのではないでしょうか。
KMBは日本ではそこまで知名度の高い企業ではありませんが、すでに44年間の増配履歴を持ち、れっきとした配当貴族の一員です。世界中で170カ国以上でビジネスを行なっており、日本国内でもKMBの製品はクリネックスやスコッティなどとして日常生活に溶け込んでいます。

KMBは大きく分けて三つのセグメントからなり、personal care部門はオムツや女性用品、ベビー用おしりふきなどを販売しています。ベビー用紙オムツはP&Gやユニリーバなどの強力なライバルがいますが、KMBにもHuggiesという有名なブランドがあります。consumer tissue部門にはトイレットペーパーやペーパータオルなどが属します。クリネックスもここの部門です。また、K-H professionalsは業務用の製品を担当しています。

セグメント別にみるとPersonal careがおよそ売り上げの半分を占め、Consumer tissueが全体の3割、のこりがK-H professionalとなっています。
また地域別には北米がおよそ半分、ヨーロッパが約1割、アジアや南アメリカなどが4割くらいになっています。

特にKMBの新興国(Developing and Emerging markets; D&E markets)における成長は、ここ数年の企業全体の成長の動力になっています。2003年には全体の売り上げの14%だった新興国マーケットの売り上げは、2015年には全体の30%と二倍にまで成長しています。特に中国、東ヨーロッパ、南アメリカは2011年から2015年まで年率15%という驚異的な成長力を見せました。

昨日発表された決算は市場の予想とほぼ一致していました。
当期純利益が563million$で一株あたり1.57$でした。
これは昨年同時期は545million$、1.50$でしたのでそれぞれ3.3%、4.7%の成長でした。

morning starから過去五年のデータを抽出してグラフ化してみました。
総売り上げ自体は順調に減少していますが、グロスマージンは成長しており、コストカットが進んでいることがわかります。

これはFORCE (Focus On Reducing Costs Everywhere)というプログラムの一環として企業全体がコストカットを推し進めている結果です。また、自社株買いにも熱心で、2004年から2015年までで146億ドルもの自社株買いを行いました。2003年末にあった約5億株もの発行済株式は、2016年末には28%減少し、約3億6000万株となっています。

現在のPERは22前後、配当利回りは3%弱です。

必需品セクターで新規銘柄の追加投資を考える上では要チェックの銘柄ではないでしょうか。
同じ必需品セクターではPGも有望な投資先ですが、投資するならPGまたはKMBどちらか一方で良いと思います。
僕が興味のある必需品セクターの簡単な比較もありますので、ご参考になさってください。

ところでKMBは知る人ぞ知る「キムワイプ」なる製品の会社でもあるのですが、「キムワイプ」の「キム」はKimberlyから来てるんですね。初めて知りました。
今まで韓国人のキムさんか何かの名前だと思ってたなんて言えない。

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